ステップ1
「私たちはアルコールに対し無力であり、思い通りに生きていけなくなっていたことを認めた。 」
AAの12のステップのステップ1だ。
最初読んだとき、はいはい無力ですよね。ほんとになに言っても無理だし全部がうまくいかない。と思ってた。
がんじがらめだった。
ちょと前のミーティングのとき、ある人がハイヤーパワーについて話をしていた。
正直いって、この世に抗えないなんかの聖なる力を認めたとしても、病気とはまた別の話でしょと思ってた。
ようは神頼みでしょ。医療後進国の祈りで治療するのと一緒でしょと。
なんか抵抗があった。
でも、沼津で海を見たとき、少しだけ、ううん、多分もっと前から、ハイヤーパワーを理解したかったっていうことがわかった。
いまも習得できてないけれど、でも、ハイヤーパワーに委ねる概念をずっと考えてたら、ステップ1の理解もちゃんとしたくなったんだ。
どの冊子を見てもいまいち理解できないと前に書いたけど、言葉にするのは難しいのだろうと思う。
感覚的、概念的、それは仏教の空とも似たようなものじゃないかと。
これは逃避なのだろうか。それとも回復なのだろうか。
どっちだっていい。
私が変わり、彼が変わるなら。