「おサケについてのまじめな話」 を読んでみた。
尊敬する西原センセイではあるが、アル症についての本を読んでみたことなかったので買ってみた。
西原センセイは離婚することでご主人に底つき体験をさせたわけだけど、そこに至るまでの心の葛藤は大変だったに違いない。
私としてはそこのところが読みたいのにと思う。
こんなに不条理な目にあっても離婚できなかったという心理。でも踏み切ろうと決断したなんらかのタイミング。
アル症の奥さんは離婚したいと思っていても、大概共依存だからできない、できない自分を責め立ててる人も多いのではないかと思う。
胸のつらさを吐き出したくても「離婚したらいいじゃない」と言われてしまえば終わりで、ぐうの音もでなくなる。そうゆう切り替えしがくるんじゃないかと思うと吐き出すことすらためらい自分の中で膨れ上がり、そして心は硬化して感情と表情を奪っていくのだ。
自分のことながら何にも理解できてない。
夫の病気のことも。
これからのことも。
いつ夜明けがくるのかも。
はたして夜明けがくるのかすらも。